背景と取り組み公益社団法人 新潟県観光協会様は、県内経済の持続的な発展と県民が誇りと愛着を持てる活力に満ちた地域社会づくりの実現を目的に「にいがた観光ナビ」の運営や各市町村の観光協会と連携した観光施策を行なっています。2021年に同協会主催で開催されたデジタル活用セミナー「SNSキャンペーン施策アイデアワークショップ」では、弊社が講義やワークショップを担当いたしました。今回は、地域の観光業におけるデジタルツール活用率の低さに対する危機感から、参加事業者や各地の観光協会などが「無料で始められて、デジタル化に関する具体的な取り組みを行えるようになる」ことを目的としたセミナーをご依頼いただきました。概要Googleビジネスプロフィール・Googleアナリティクス・SNSなど無料で活用できるデジタル関連ツールの概要から、使い方や実例、活用時の戦略設計なども併せて、1回あたり4時間のセミナーを全3回実施(2022年7月〜2023年1月)。弊社COOの丸山 太一が講師を務めました。受講者の皆様に主体的に取り組んでいただくため、セミナーでは実際に手を動かすワークショップの時間を積極的に取り入れ、実践形式で行いました。また、セミナー開催期間中は受講者が講師・サポーターに気軽に相談ができるようオンラインチャットツール「Slack」にてチャンネルを運営。全体を通し、参加者が実際に取り組むことを重視した内容で企画・構成しました。以下では、セミナーの様子をご紹介します。講座について【第一回】Googleビジネスプロフィール・Googleアナリティクス活用講座【第二回】SNS活用講座【第三回】近年重視されているサービスデザインとコミュニケーション戦略【第一回】Googleビジネスプロフィール・Googleアナリティクス活用講座初回は、GoogleビジネスプロフィールとGoogleアナリティクスの基礎知識や登録・活用に向けた座学と、ワークショップを実施。ワークショップでは、観光業のプロモーション・販促活動においてGoogleビジネスプロフィールとGoogleアナリティクスをどのように活用していくべきか、ペルソナとカスタマージャーニーマップを考え、具体的な戦略作りを行いました。【第二回】SNS活用講座Web経由の集客やファン作りに欠かせないSNSについて、役割や考え方などの基礎知識から、目的・ターゲットに合わせた媒体選定方法や活用事例といった運用方法までをお伝えしました。座学の後は「SNSキャンペーン」について考えるワークショップを行いました。【第三回】近年重視されているサービスデザインとコミュニケーション戦略旅行者・利用者の体験全体をデザイン(設計)するような広義のデザインの重要性や、サービスデザインとブランド力・競争力向上の関連性についてお話ししました。また、サービス・商品の魅力を効果的に訴求するために、第一回・第二回講座で紹介したデジタルサービスの活用も踏まえながら設計するワークショップを実施し、今後の取り組みを見据えた具体的な戦略作りを行いました。参加者の声デジタルに取り組む第一歩になったSlack上で気軽に質問できたのがよかった。研修後には自分たちでもSlackを活用して業務を進めたいと思います段階をおって説明してくれたので、とても分かりやすかった。お客様の声参加者固定のやり方で、段階を追って学んでいくというやり方でしたが、講義内容も分かりやすく、参加者も満足していたと思います。宿題も出していただき、継続性という点でも良い手法でした。今、事業者が一番取り組むべき「digital」でしたがすぐに実践できることが良かったと思います。Credit企画、ディレクション:丸山 太一講師:丸山 太一イベント運営:丸山 太一、齋藤華、赤塚裕介