背景と取り組み本プロジェクトは2022年度より取り組みを重ね、今回で4回目となります。ご依頼いただいた当初、新潟県産業労働部 創業・イノベーション推進課では、県内のCTO(最高技術責任者)人材の育成に課題を抱えていました。そこで、フラー株式会社の共同創業者・元CTO 現技術顧問である藤原敬弘氏が企画を提案。DERTAも参画し、既存エンジニアのキャリア形成支援と、次世代CTO人材の育成を目的としたプロジェクトがスタートしました。年度を重ねるごとに取り組みの幅は広がり、2024年度は「DERTA Gig HACKS in Niigata」を開催。DX推進を担うエンジニアやデザイナーの発掘・育成を目的に、コミュニティイベントやハッカソンを実施し、クリエイターが生まれ育ち、ともに成長できるエコシステムの構築を目指しました。そして2025年度は「DERTA Gig HACKS 2 in Niigata」として3日間の集中プログラムを実施。エンジニア、デザイナー、プランナーなど多様なスキルを持つメンバーがチームを組み、AIやオープンデータを活用しながら、新潟県内の地域課題解決につながるビジネスアイデアの創出と、プロトタイプ開発に取り組みました。2022年度の取り組みはこちら2023年度の取り組みはこちら2024年度の取り組みはこちらプログラム概要DERTAが企画・実施を担当した事業創造プログラム「DERTA Gig HACKS 2 in Niigata」。今回挑んだテーマは、「日本国内における、日本酒の消費を上げるには」。新発田市の酒蔵・菊水酒造株式会社から提供いただいた、実際の事業課題です。4チームがアイデアの発散・収束からプロトタイプ開発まで取り組み、最終日には成果を発表。受賞チームは提案した事業アイデアをもとに、新規事業創出を目指します。開催日:2026年2月6日(金)、2月21日(土)〜23日(月)場所:WorkWith本町(新潟市中央区本町通7番町1098‐1)NINNO3/Room F(新潟市中央区天神1-1-3)参加人数:20名内容:【DAY0】顔合わせ・チームビルディング(オンライン開催)【DAY1】サービスデザイン講義・質疑応答・アイデア設計【DAY2】アイデア設計・プレゼンテーション準備【DAY3】最終発表会・懇親会プログラムの様子【DAY0】顔合わせ・チームビルディング(オンライン開催)今回のイベントは、学生から社会人まで多様なバックグラウンドを持つ20名が参加。DAY0はオンラインで幕を開け、1チーム5名×4チームの編成が発表されました。チームビルディングには、DERTAのワークでお馴染みのオンラインホワイトボードツール「Miro」を活用。まずは自己紹介の記入でアイスブレイクを行い、その後チームルールの策定やチーム名決めへと展開しました。スタンプや付箋を使った、オンラインながらも臨場感のあるやり取りの中、Miroを初めて使うメンバーには経験者が自然とサポートに回る場面も。チームワークの土台は、プログラム開始早々から着実に築かれていました。DAY0以降の円滑な情報共有に向け、コミュニケーションツールには「Slack」を採用。チーム間の連携基盤を整えて、DAY0を締めくくりました。【DERTA Gig HACKS 2:DAY0】イベントレポートはこちら【DAY1】サービスデザイン講義・質疑応答・アイデア設計DAY1は、メンターのサポートを受けながらチームでアイデアの検討・開発を進める本格的なスタートの日。まずDERTA取締役CDO / COO 須貝より、ユーザー体験を起点としたサービスづくりの考え方「サービスデザイン」について共有しました。サービスデザインが重視されている社会背景や成功事例、実践的なフレームワークを交えながら、参加者の視点を自然と深めていく内容でした。続いて、今回の課題を提供いただいた菊水酒造とオンラインで接続し、質疑応答を実施。同社のアルコール・ノンアルコール製品の試飲を楽しみながら、「日本酒を『飲む』以外の活用法は?」「若者向けの商品開発はありますか?」「健康的な飲み方への取り組みは?」と積極的に質問する参加者の姿が印象的でした。課題への関心と熱量がチーム全体で高まり、活発な議論へとつながっていきました。【DERTA Gig HACKS 2:DAY1】イベントレポートはこちら【DAY2】アイデア設計・プレゼンテーション準備DAY1の勢いそのままに迎えたDAY2。DERTA代表の坂井より、「プレゼン・ピッチ資料作成」のポイントを共有した後、各チームでアイデア設計の時間へ。前日の気づきを踏まえ、それぞれが課題の核心に迫るアイデアの内容を丁寧に詰めていきました。午後には中間発表を実施。各チームが進捗をシェアし、メンターから「課題解決につながる根拠をより明確に」「ターゲットの再設定が必要では」といった鋭いフィードバックを受けました。その言葉を真摯に受け止め、アイデアに磨き上げていく各チーム。会場の外に飛び出してユーザーインタビューを行うチームも現れ、参加者一人ひとりが当事者として日本酒の課題に向き合う、密度の濃い一日となりました。【DERTA Gig HACKS 2:DAY2】イベントレポートはこちら【DAY3】最終発表会・懇親会2日間の取り組みの集大成となる最終発表会。担当メンターによるチーム紹介を経て、4チームが順番に登壇。それぞれが異なる視点から、日本酒消費拡大という課題に真正面から向き合いました。各チームの発表内容日本酒との「出会い」を再設定する体験型サービス日本酒の既存ファンが初心者を誘いたくなる仕組みを実装したアプリ親子という身近な関係性を切り口に、日本酒と若者の心理的距離を縮めるサービス若い世代が日本酒を求めて"旅する"ような体験を生み出すサービス審査員によるフィードバックと表彰の後、菊水酒造からご提供いただいた日本酒が受賞チームへ。その後の懇親会では、学生も社会人も、参加者も運営も垣根を越えて交わり合い、プログラムの余韻と達成感をともに分かち合いました。プログラム終了後、参加者から事業継続の相談が寄せられ、新規事業創出に向けて活動を続けるチームも生まれています。この3日間で生まれたアイデアやつながりが、いつか新潟の地から新しい事業として羽ばたく日に期待し、DERTAは今後もテクノロジーとリアルな場を融合させた取り組みを続けていきます。【DERTA Gig HACKS 2:DAY3】イベントレポートはこちら参加者の声ただ良いアイデアを考えるだけでなく、「本当に求められているかを思考すること」と「事業としての実現可能性を思考すること」。この2つを学ばせていただきましたチームとしての動き方、プロダクトの作り方、ユーザーストーリーやカスタマージャーニーの追い方、アイデアの収束の仕方、すべてが学びでした一人では思いつかない発想とスピード感を実感しました大満足です。いい経験をさせていただきました!異業種で、性格も年齢もバラバラ。それでも一緒にやり切れた経験は大きかったです!Credit企画、ディレクション:坂井俊、須貝美智子、平山茉咲、末永かりんイベントファシリテーション:末永かりんイベント運営:平山茉咲、末永かりん