DERTAは、2024年1月29日に長岡造形大学で開催されたデザインセミナーを企画・運営いたしました。プロジェクトの背景や取り組みをご紹介します。プロジェクトの背景長岡市では、長岡市に暮らすIT系人材が、首都圏などの県外企業(本社採用・同待遇)に完全リモートワークで勤める「NAGAOKA WORKER」を増やす、時間や場所に捉われないワークスタイルイノベーションに取り組んでいます。そのために、学生と企業との長期リモートインターンシップマッチングを行うプロジェクト「NAGAOKA WORKER INTERN FLAME PROJECT(以下NIFP)」を実施。このプロジェクトに長岡造形大学の学生が追加対象となったことから今回のデザインセミナーの企画がスタートしました。プロジェクトに参加している企業にはIT系の企業が多くデザイン系の企業誘致を求めていたこと、NIFPはデザイン系のセミナーの開催が初めてであったことから、新潟でデザインのセミナー実績を残してきたDERTAへお声がけいただきました。登壇者には、経営コンサルとしてJALの経営再建に携わったのちに、株式会社MIXIでモンスターストライクの事業戦略室、クックパッド株式会社でPdM、現在はAI系のスタートアップ、ストックマーク株式会社でPdMをしながら、DERTAでエンジニア&PdMとしてサービス開発を行っている八子勇一郎をアサイン。モデレーターには、学生に親近感を持っていただけるよう長岡造形大学2021年卒の山之内麻菜をアサインし、長岡出身のBTC人材※1である八子とともにセミナーを企画していきました。長岡造形大学の学生に興味を持っていただける話ができるようにと、11月からプロジェクトをスタート。DERTAはセミナーの構成からサポートさせていただきました。Slidoを使用してリアルタイムで参加者からの感想や質問をいただき、疑問を深掘りしながら理解を深められる形式としました。※1 Business(ビジネス), Technology(テクノロジー), Creative(クリエイティブ)の3つの基礎スキルを柱として持つ人材概要「キャリアデザインセミナーユーザーに「届け切る」ためのデザイン」日時:2024年1月29日(月)13:00-14:30場所:長岡造形大学セミナー内容:講義とパネルディスカッションのハイブリット形式 ⚪︎プロダクトづくりにおける「デザイン」 ⚪︎事例紹介 ⚪︎設計意図とユーザーの「実際」講師:八子勇一郎 氏 | 株式会社DERTAモデレーター:山之内麻菜 氏 | 株式会社DERTA当日の様子長岡造形大学の学生を中心に、長岡技術科学大学や長岡高専からも学生が参加してくださいました。学生にとって身近な話題に触れながら説明をすることで、デザインへの理解の差に関係なく興味を持っていただける内容に。ものを作る上で上流の考え方も大事であるということを伝えながら、考え方の選択肢を増やし、社会に出たときにも役立つ内容を重視して構成しました。講義の途中でも学生からの声を受け、補足となる情報を伝えたり質問に回答したりすることで、その場ならではのセミナーとなりました。参加者の声プロダクトとユーザーの関係という今の時代のデザインの考え方やプロセスの話がを聞くことができて良かった。勉強のきっかけにしたいと思う。体験談から得た学びを聞いて、ユーザがどうプロダクトを使うのか、いつどこでというシーンで使うのかを想像することの重要さに気づいた。ただ、作り手の意図も重要であるのでそのバランスを適切に決めるのが難しいと感じた。プロダクトのテーマを固めつつ、ユーザの立場に立って想像しながらデザインしたい。サービスやプロダクトは「年齢層や性別ではなく、シーンを想定して開発する」というお話が印象的でした。サービスと顧客を考える際には、どうしても顧客の属性に目が行きがちですが、シーンを想定して考えたいと思いました。プロダクトを生み出すときの考え方が大変参考になりました。ユーザーのことを想像しきる、仮説と検証を繰り返す、簡単なようで奥が深く魅力的だなあと。しっかりユーザーと向き合えるようになりたいです。お客さまの声八子勇一郎氏と山之内麻菜氏による実体験に基づく洞察は、単なる学びの場を越えて、実際の業務にも役立つ知見を提供してくれました。参加した学生たちにとって、デザインの力とユーザーへの影響を理解する素晴らしい機会になったと思います。本セミナーは長岡市の学生の実践的なキャリア形成に役立ったと感じています。Credit企画:八子勇一郎、山之内麻菜講師:八子勇一郎モデレーター:山之内麻菜